ベートーヴェン 1/20 マチネ

まずは、素晴らしかったの一言。

こういう、人の情熱を全面に押し出した作品が好きだなぁと思いました。

ベートーヴェンの生涯というよりは、トニとの物語と耳の病気と葛藤に重点が置かれているので、人物史の一面があるモーツァルト!イメージしてたので意外でした。

 

舞台セットが派手なのもそうなのだけど、演出がとても丁寧だったのが印象的でした。

ベートーヴェンが雷を語るシーンで、ちゃんと演者に風が吹いてて、ベートーヴェンの雷の中に見つけた理解者を肌で感じることができたし、それを理解したときの気持ちも感じることができました。

1幕最後の楽譜を降らせる演出も、手がこんでるなぁと思いました、、

ところどころでセットがはけて、映像が飛び込んでくるのも好き。

 

 

芳雄さん

音外したら死ぬのかっ?ってくらいやっぱり歌が上手い。

前半の表情は有名なベートーヴェン肖像画そのもののしかめっ面。

あのしかめっ面は自分を守るためのものなんだ、、というのも納得のお顔。

 

花總さん

最初の葬儀のシーンで圧倒的な存在感があって、さすがレジェンド。

透明感が有るお声なのにしっかり響く歌声は、情熱を訴えてきて染みます、、

雷のシーンで自由になりたい、、!というシーンの説得力がすごかった

 

脇を固める皆様も素敵な歌声で酔わせてくれました

再演したら是非みたいなと思います